シーモアさんと、大人のための人生哲学(感想文)
ここ最近は、人から誘われない以外一人で読書をしたり、映画を観る時間が増えております。
10月の3連休は映画を7本観るというなかなかの暇っぷりを発揮しておりました。
その感想でも述べれればなと思っております。
映画『シーモアさんと、大人のための人生哲学』
たしか、銀座の小さな映画館で鑑賞しました。
映画館へ行く途中あまり気分が良くなくて、誰かにナンパをされても可憐に無視をするくらい体調は最悪な状況で観ました。
私は、4歳から18歳までピアノをしていたこともあり、興味半分で鑑賞。
4年前の作品であるためにすでにかなり昔の映画ではありますが…。
生徒にピアノの指導をしているシーンが幾つかありますが、そのピアノの旋律が心地よすぎて、何度も眠りの世界に入りかけておりました。笑
そんな自分をぶん殴ってやりたい気持ちです。
この映画の監督である、イーサンホークさんのことをそもそも全く知らなかったのですが、舞台恐怖症だったんですね。
彼は、物語の主人公のシーモアさんに出会ったことで、心が晴れたようになったと語っておりましたが、正直、この映画を観て心がすっきりしたとか、モヤモヤが解消したと思うことはできませんでした。
しかし、映画の中の印象的なフレーズで
「心の中に答えはあるはずなのに、皆心の外へ求めようとする。自分の中に神はいるはずなのに。」「宗教は自分の外にいる神を信じよと教えを説くので嫌いだ」というシーンがとても印象的でした。
また、音楽は芸術であり、神の領域に最も近い存在であるというフレーズもすごく印象的でした。
音楽って「聞く」と「聴く」の二つの言葉が使われると思うんですが、
音楽は「聴く」の分類に入るんだろうなと思っております。
理由は、音楽を聴くと人は感動することが出来ます。心が躍ったり、ワクワクしたり、涙をしたり、それを感じ取るのはもはや耳ではなく心の部分です。
心の救いが神の仕業であるとすれば、音楽は確かに神の領域に近い存在なのかもしれない。
以上。