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人の死に触れて

先週おじいちゃんが死んだ。

 

 

確かに夏に会った時、すごくやせ細っていたおじいちゃんの姿を見てかなり驚いたが、それでも当たり前のように会話をして、笑って、好きなものを食べていた姿を知っていたから、電車の中でその話を父親から聞いた時は事実を受け止められずにいた。

 

言葉だけでは信じることができなかった。

 

翌日、おじいちゃんの葬儀だったので飛行機に乗って地元へ戻った。

胸の中がざわざわしていた。

 

通夜の2時間前に葬儀場に到着し、おじいちゃんの遺体を初めて見た。

化粧をしていたおじいちゃんは本当に死んでいた。

 

ここで本当におじいちゃんは死んだのだと思った。

途端に涙が止まらなくなった。

 

母親はずっと泣いていた。

父も泣いていた。

20年近く父親と一緒にいたが、父の涙を初めて見た。

 

おじいちゃんは小さい時に視力を失って、私の顔を見たことがない。

私がおじいちゃんの家に行くたびにどれだけ大きくなったのか頭を撫でながら笑っていた。

 

野球の話もよくしたし、大学の話もよくした。

 

おじいちゃんは1月が誕生日だったので、誕生日に自分が大好きなアイスケーキを送ってみんなで食べようとお店の人と話していた。

 

その夢は叶わなかった。

 

おじいちゃんは最近体調が良かったので、病院から12月1日から老人ホームに移る予定だったらしい。それをすごく楽しみにしていたそうだ。

 

その夢も叶わなかった。

 

 

人が死ぬということがこんなに辛いことだと思わなかった。

それは、日常の当たり前がぽっかりなくなったような感覚。

それを埋めるにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

ふとした瞬間におじいちゃんのことを思い出しては涙が出そうになります。

 

 

きっと時間が解決してくれると思いますが、ゆっくりこの穴を修復していこうと思います。

 

 

以上。