『クーリンチェ少年殺人事件』感想文 ※ネタバレあり
3連休の中日に行ってまいりました。なんと25年ぶりの復活。
恐らく、私が生まれた年に放映された映画です。
台北で1970年代に起きた少年による少女殺害件を元にした映画です。
今回はデジタルリマスター版として復活。有楽町の映画館で観に行ってきました。
お客さんは超満員。年齢層は若干高めでした。
1970年代、世界的に経済発展している時代に14〜15歳の少年が起こしたこの事件は、かなりセンセーショナルな事件だったんだろうなと思います。
4時間という長丁場でしたが、飽きもせず(いや、一度眠りの世界に引き込まれそうになりましたが。)物語が始まった瞬間、引き込まれてしまった。
殺人を起こすシーンなんて最後の20分ぐらいにしか描かれていないんですが、純粋だった少年がどんどん変化してく様は観ている側としても胸を掴まれるような思いでした。殺害を起こすまでの少年の心の移り変わりとか、社会の変化、そして子供達に与える影響とか・・・
主人公にとって大人たちの期待、そして社会変革に巻き込まれ、人の死を目の当たりにしたり、好きな子に振られ、でも、その少女も悩んでいたり、そんな彼女の支えになれると自分自身を過信したり、青春時代の甘酸っぱさと社会の変貌に翻弄される少年の心理を丁寧に描いている作品でした。
4時間を感じさせないほどあっという間でしたが、絶対に家では見ないと思います。
10代の若いころって自分もそうでしたが、感情のセンサーが敏感なんだと思います。いろんなことに影響される。些細なことで傷つくし、嬉しくなる。
そして、大人になるにつれて感情のコントロールができるようになるんだろうなと思います。
興味がある人はぜひ
以上。
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