映画感想文『ラ・ラ・ランド』
先々週の公開初日に行って参りました。そして、ハマってしまい、次週にもIMAXのプレミアムシートで観てきました。(6000円もしました…。すごい。)
物語のあらすじ等はHPで確認して下さい。
簡単に説明すると、夢を追う男女を描く現代版のミュージカルです。
エマ・ストーン演じるミアは女優を目指し、田舎から出てくるが何度もオーディションに落ちてばかりいる女優。
ライアン・コリング演じるセブは自分のジャズのお店を持つことが夢。廃れてゆくジャズの復活を夢見る。
以下、ネタバレになるのでまだ観ていない人は避けてください。
夢を追うために最後、二人は別々の道を歩むことになる。
エンディングはボロボロ泣いた。笑
その選択がベストだったかなんて誰にもわからない。
きっと、私たちが想像するハッピーエンドは、自分の夢が叶って好きな人とも結婚してハッピー!!!というものを想像すると思うんですけど、現代に生きる私たちの’’幸せ’’は多様化していて、二つの夢を叶えることが幸せであると一概に言えなかったりする。しかし、二つを手に入れたほうが幸せだったのかもしれない。
でも、夢を叶えるという行為自体がそんなに容易いものではなかったりするので、自分の夢を叶えるには何かを捨てなければならない時だって存在する。
そこで一つ思ったことがあった。
セブは夢のために行動をしたのだろうか。
セブがしたことといえば、ミアとジャズのバーに行って、偶然昔の知人に会ってバンドに入らないかと誘われて、結局入ってツアーに参加して…
すごく受動的なんですよね…
だから、ミアとの食事のシーンで「夢はどうするの?」とツッコミを食らう。
自分の成功のためにミアのためにバンドに入ることを選んだと言っていたが、
いや、自分誘われただけやん!
と後になってツッコミを入れたくなりました。
それ自分の夢ちゃうやん!夢のために自分何もしてないやん。
5年後、セブは自分の店を持っていたので、
ミアとの別れで決心したのかなとか考えます。
ネット上ではジャズへの侮辱だとか、白人御都合主義の映画だとか云々言っている記事も見かけますが、純粋に映画を楽しめばいいと思うし、難しいことを考えたところで人の捉え方なんて人それぞれなので正解なんて存在しない。
その人が感じたままでいいじゃん!と思ってしまいます。
以上。