『君の膵臓を食べたい』感想・ネタバレあり
読書の秋のせいなのか、
はたまたただの暇人なのか、
今月は本を11冊・映画を10本というハイペースで消費をしております。
今月読んだ本を今回は紹介します。
本屋では結構話題になっていますね。
『君の膵臓を食べたい』
住野よるさんのデビュー作となっております。
本書を読んでいる当時、心が病んでいたせいかラスト100ページは涙が止まらずページをめくっていました。
人の捉え方で物語の解釈は変わってくる作品だと思います。
ある人にとっては、主人公の成長物語。
またある人にとっては、高校生の淡い恋物語。
本書の中でヒロインが話している言葉に
「生きるというのは、人と人とがつながっていること」
「私は周りの人と関わることで私らしくいられる」
というセリフがあります。
その言葉に、人と関わることを極力避けてきた主人公はハッとします。
人は人と関わることで何かしらの影響を受けて生きていきます。
人は一人では生きられないし、無人島でも行かない限り人と関わりを遮断するのは不可能に近いことです。
人と人が触れ合うから私たちは変化し続ける事が出来る。
ちょっとベタだったけど、心が温まるお話でした。
以上。