特別お題「おもいでのケータイ」

特別お題「おもいでのケータイ」

 

初めて携帯を買ってもらったのが小学校6年生の始めだった。

今から13年前にもなる。そうなると、もう人生の半分以上携帯と共に生きてきた。

 

小学4年生の時に携帯の存在を知った。当時、仲が良かった友人がポケベル?のようなものを持っていて一気に欲しくなる。

しかし、当時の小学生にとって携帯電話は必要のないものだったので親からはいらないと反対されるだろうと思って欲しいとも言えなかった。

 

当時、赤い折り紙の裏に自分の願いごとを100回書いてずっと持っていると願いが叶うというおまじないが大流行していた。私も「携帯が欲しい」と100回書いて肌身離さず持っていた。

しかし、願いが叶うはずもなく時間だけが過ぎていった。

折り紙もどこかへやってしまった。

小学生6年生になった時に今の学校に嫌気がさして中学校受験をすることにした。

毎日遠くの受験予備校に通うことになり、毎日帰りは10時過ぎになった。

 

6年生の夏、父親から携帯をプレゼントしてもらった。

母親から後ほど聞いたが、じつは折り紙のおまじないを見たそうだ。

まあ恥ずかしかったが、当時携帯を買ってくれた両親には今でも感謝している。

きっと、裏でどのように携帯を使わせるのかなど話し合ったに違いない。

 

買ってもらった3ヶ月後に携帯代が1万円を超えた時はめちゃくちゃ怒られたが。

 

以上。

 

 

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